2005年8月完成後


ハイ。「どこがお城やねんっ!」「TOPページのツインハートとちゃうやんけっ!」とか「ケンシロウの眉毛はどうした」とのツッコミありがとう。
我々のスペックではこれが限界です。いや、これでも限界越えてます・・・(汗)
ということで、これが我が家のお城です。

様式に囚われない外観
輸入住宅イコール、プロバンス風、チューダー、ジョージアン、アーリーアメリカン・・・などといった各国独特の様式を連想する。
大抵輸入住宅が建てたい!と思った場合は海外旅行先などで見かけたお洒落な建物や、映画やTVなどで見た家に憧れて
「●●のような家が建てたい」と具体的なイメージを持っている場合が殆どではないかな・・と思う。
しかし、我が家の場合は違う。ぼくはカナダホームの「ツインハート」という今は無きモデルハウスが建てたいのだ。
社長様いわく「ツインハートは様式にはあてはまってませんからねぇ・・」とおっしゃられてますが、原型はクイーンアン様式にあると見た。
クイーンアンとは19世紀にリチャード・ノーマン・ナントカ(建築家)が考案したもので、19世紀のイギリス(アン女王)を象徴するデザイン。
それに対してフランスではルイ15世様式と呼ばれ 共にロココ様式に当てはまる。
コチラは過剰すぎる装飾で派手で歴史上でも目立っているのだが、クイーンアンは控えめで繊細な装飾デザインだったように思う。殆どルイ15世様式の派手さに隠れてしまいマニアックな存在であったかと記憶している。
日本には建築物の文献は殆どないのではないか。。。

僕は学生時代、インダストリアルデザインを専攻していたので、
ロココの家具を始めデザイン史をたたき込まされたので、今になってそのへんの知識がよみがえらされるとは思ってもいなかった。
ちなみにこの時代の家具は「猫脚」と呼ばれる装飾が有名。ガブリオレレッグ・・・。(違ってたらスミマセン)
クイーンアン様式の建物として特長をあげると、まずは塔。トンガリ屋根の塔。そして鎧ばり(サイディングだとラップサイディング)、赤いレンガ、白い窓枠。アンシンメトリー・・・そして繊細かつ曲線的な装飾。(これは繊細なほど良い。ゴージャスにするとルイ15世/笑)

確かにクイーンアン様式にしてしまえば話は早いのだが、どうもそうすると僕の建てたい家(住みたい家)から遠ざかるような気がする。
しかし、おもしろい事にクイーンアン様式には他の様式にありがちな「窓は●●でなければいけない・・・」などというような決まりがない。
聞いた話だったか、クイーンアン様式は19世紀後半、一般にも流行し、庶民的になってしまったため威厳が保てなくなり本来の姿は消えてゆき、逆に現在に見るクイーンアン様式が、伝統というかたちで引き継がれているとか。
そう、様式に囚われない外観・・・・我が家も「クイーンアンで!」と言えば良いのだが、繊細な装飾がどうも苦手・・。
鎧ばりも好きではない。しかもしっかりと再現してしまえば家具もまたロココでいかなければバランスがとれないではないか。
ちなみにロココ調とか言われる家具もあまり好みではない。装飾の多い(たとえクイーンアンの家具でも)ゴージャスな家具はどうも我々のテイストには合っていない気がする。
そんな事を書いてしまえば「じゃぁなんで輸入住宅なん?」という疑問が生まれてしまうが(汗)、基本的なテイストはクイーンアン様式でいて、そこに我々らしいテイストで、強引にもリメイクしてしまえ!という感じがする。
重厚感ある中にもカジュアルさを持たせたい。それが我々の言う 「様式に囚われない外観」。やりたい放題。
クイーンアンにオークリッジの屋根はおかしぃやろぉ〜とか、レジストーンやなく赤レンガやろぉ〜とか思われる方もいらっしゃるかとは思うのですが、どうか目をつむって温かく見守っててくださいまし(笑)。
この写真は「住宅という観点からクイーンアンにするとこんな感じ」という王道のクイーンアン。 こういうゴージャス感を省いて、カジュアルに塔のある家が僕らには似合っているかなぁ〜

ちなみに我が家は奥野社長様自らデザインしていただき、一門くんが図面 を引いてくださいました。
そして私がカラーリングと建材を吟味し、このデザインラフを描き起こしました。


屋根


杉の木の皮を貼ったようなイメージに近い、なんだかよくわかりませんがゴムみたいなヤツを使います。スレート瓦より高額なのですが、モニエル瓦との差額はナシ。という事ですので変更しました。
デカイ家なのに屋根が小さいものの集合っていうギャップがカワイイと思ったので。
< オークリッジプロ シャトーグリーン>

  

外壁
サイディングは「東レ/カンザス」というサイディングの一番薄い色をチョイスしております。 サンプルは60cm角くらいの実物で決めるのですが、小さいサイズで色目を決定してしまいますと、家全体に実際に貼った時に、ものすごく濃いイメージになったりします。一瞬「違うの貼ってるんちゃうんっっ!!」って思うくらいに・・・。
特に薄い色目の場合は注意した方がいいと思います。こればっかりは感覚に個人差がありますので、何とも言えませんが・・・。
もし、PCで色塗りなどが出来るソフトがあったら、提案書の外観でもスキャンして、自分が想定した色をつくって 流してみてください。家全体に流れた瞬間に
「えっ!?こんなに重い感じになるの?」って感じたりします。日頃「色」を扱ってらっしゃる方は、この意味はご理解いただけると思います。
<TORAY トレステージ カンザス16
カンザスホワイト KAN-613M6>


ブリック
そして正面 の玄関周りには同色のブリック(大きさの違う細い石をぎゃちゃがちゃっと並べたヤツ)をで覆います。これは僕の勝手なチャレンジなのですが、玄関は唯一実際に、間近で壁を見る事になると思います。その場合にホンモノのレンガや石が周囲を覆っていれば、この家全体がブリックで出来ている・・・とインプットされるのでは・・・。との思いからです。
撮影に行っても玄関周りがホンモノだと、もの凄く重厚なイメージがあります。
素直に育った僕は「ええ家や・・・。」「高い家や・・・」とそれだけで思い込んでしまいます。が、裏に回ったりして近くに寄った時に「あ、、側面 はサイディングやったんや・・」と気づきます。
これはなんとしても玄関にはホンモノブリックを・・・。
ただ、本来は塗り壁調にレンガ・・・とかサイディングの特性を活かしつつコントラストを付けるために使用するのが殆どです。我が家の場合はサイディングにも同じ様な石のパターンを起用し、しかも玄関だけ同色のホンモノのブリックを使用してみるつもりです。往生際が悪いのですが・・・。
果たしてウマクいくのでしょうか?つなぎ目をどうするのか?というのが最大のポイントになってきています。楽しみです。
<カルチャードストン/オータムレジストーン>