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工事も順調に進み、心配していた梅雨のこの時期に殆どアメも降らず、思っていたよりも外壁工事が結構進んだ。
とにかくサイディングのチョイスには100点満点と言いたい。完璧。
しかし、この場に及んで様々な細かい「想定の範囲外」な出来事に遭遇する。
今までの事は大きい出来事なので30万円単位で調整し、どれも「う〜〜〜ん・・・想定の範囲です(汗)」と記者会見でも答えていたが、もはやここまで来ると1万円単位
、場所によっては数千円単位で調整に入っている。
そう、もうこれ以上お金は無い。ビタイチ無い。
ローンで組んだ金額からはみ出た追加工事、外構工事、カーテン、家具などの残りの金額約400万円も、馬車馬のように働きこの数ヶ月でカキ集めたが、もうこれ以上集める事は不可能。
飛んでもジャラジャラとは云わない。かわりに血の●んこが出る。
そんな中、悪い知らせを聞かされる・・・。そう。エアコン工事。
エアコン本体は20万円。業務用の2.5馬力でラウンドフローならそんなもん。ネット販売でもそんなもん。
これでも定価は60〜70万円はする。しかし、エアコン業者から工事費用が15万円と聞かされる。おいおい・・・。
当初の予定では6万円程度ではないか。という見解でGoを出してしまったが、1発のエアコンを付けるのに35万円!
しかし、開口を準備し天井もパネル張りが始まった今、電気工事が終わってしまった今、もはや「普通
のエアコン」に変更することは不可能。
これは痛い。高橋様も必死に交渉してくれるが当初20万円といわれていた工事を15万円まで下げるのが関の山。確かにそれでも助かるが・・。ケタが変わってしまうのは痛い。
どうしようも無いのでGoを出すが、お金は無い。ハハハ(汗)。
その差額が9万円!。無い!。



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ムシ暑い梅雨を迎え、昭和の2Kの生活もいよいよこの夏が最後となる。
ボクは3度目の夏で節子は2度目の夏。
1年目は扇風機も無かった。世間では冷夏だと囁かれていたが、ボクにとってはもはや今まで経験したことのない猛暑。もしかしたら暑くて気を失ってしまうかもしれない・・と本気で思った。
ちなみに網戸が無いので窓を開けるとデッカイ蚊がミグ戦闘機のように襲ってくる。かゆいよりかは暑い方がマシ。。
そして2年目、結婚式を終えて妻と同居生活が始まるのだが、寒い冬をなんとか越え、「ここの夏は暑いゾ」と散々脅していたが「私は今まで部屋のクーラー付けたことないの。」と得意げに返ってきた。
そうか、女の子は比較的涼しいのが苦手やしな・・・しかし、ボクが云っているのは脅しではなく警告やぞ。と思いながら2年目の夏をじっと待つ。
来た・・・暑い夏が来た。。。
しかし、去年ほどではない。今年は猛暑と云っているが去年ほどではない。乗り越えられるかも。。慣れってスゴイ!!
フと節子を見る。アカン・・・暑さにやられてグデングデンで気力を失っとる。。
「節子!!しっかりせい!節子っ!ほれ見てみぃ西瓜やぞ!食べたいて云うとったやないかっ!」
試しにスイカを与えてみる。
「あんちゃん・・・・スイカ・・や・・」
ムクっと起きてカブト虫のように黙々と食べまたグッタリ・・・(汗)
こ、 これではイケナイ。このままでは洗濯物がたまっていく。
このままではガスコンロを使うと暑いのでと外食が増える。
ぐてんぐてんの節子をなんとかせねば。。
そして医者ではなく電気屋を呼んでエアコン取付を相談する。
「エアコン付けたいんですけど、壁にこれ以上穴を開けてはイケナイんですが・・・」
「物理的に不可能ですね」アッサリ。
「なぁ・・扇風機買おー。どうせエアコン買ーてももうすぐ家建てるやん・・せんぷうき・・・」と節子。
扇風機なんて何年ぶりや?小学生低学年の頃以来やぞ。。。扇風機なんて・・・昭和の遺産ではないか。
と思いながらも近所の電気店に向かう。・・・安っ!2千円くらいからあるぞ。
なにない・・・?「冷風機」っていうのもあるーっ
「なぁ、れいふうき って何やと思う?」
「冷風が出るんちゃう?」
「クーラーとどう違うの?」
そういいながら価格とスペックをまじまじと見つめる。
・・・・(汗)こ、これ、、デカイ字で
「冷風でません」って書いてあるんやけど・・・(汗)
「なぁっ!冷風でません!って書いてあるで」
「・・・じゃ、じゃぁ、何よ?」
・・・・。
・・・・。汗だく
と、とりあえず扇風機・・・。
ほへほへと扇風機を買い 早速付けてみる。ボチっとな。
!!!!!!!
スゴイ!!涼しいではないかっ!
節子っ!!涼しいぞ。でかしたぞ 扇風機ってすごい。
「すずしいね。」
「うん。すずしいな」
と二人扇風機の前に正座する。久々の風を感じる。
昭和グッズがまた増える。
そして今年、いよいよ我が家の完成が見えてくると、今の生活が急に苦しくなる。
とにかく3年目の暑い夏を目前とした今、
「はやくお家出来ひんあなー」
「はよ引っ越したいな」
「新しい家にはエアコンがあるね。」
「あたらしい家にはシャワーもあるよ」
「お湯も出るね」
「駐車場から近い。」
「お友達呼べるね」
とうとう完成を目前に控えた今、この昭和の部屋も
「どうせ引っ越すし」
「ほとんど、いらんもんばっかやし」を連呼し、
注文した建材やら家具やら音響装置であふれかえった部屋で
足の踏み場もなくほそぼそと暮らす。
片付けるという言葉を避ける。
しまいには「もうこの部屋イヤやな・・」と云いだす二人。
どうやら昭和のこの部屋も3年が限界とみた。
シャレで笑えていたのも3年までだ。やはり人並みの生活がしたい。
いよいよ完成2ケ月前に突入した。
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