模型を作る

とにかく屋根、壁共に外観がほぼ決定できたので、僕としては一安心。
完璧や・・・ こうなったら今度はいろんな角度から外観を見てみたくなる。 妻は相変わらず立体が想像できないので、平面の間取り図面 の上を人型に切り取った紙でトコトコとイメージを膨らませている・・・。見る見るうちに、ありえないショートカットを始める。。(汗)
こらアカン・・・ここは本来通れないよ。。のんちゃん。。。
これは住宅模型なるものを制作しないとイケナイ・・・僕も外観いろんな方向から見たいしな。。
ということでネットで調べるが、大抵5〜6万円ほどかかる。高価なものだ。 う〜〜〜ん・・・
こう見えてもプロダクトデザイナー出身なので図面も理解できる。工作も得意。もしかしたら作れるかもしれんな・・・・
早速3mmパネルを買ってくる。MACで図面を書き直して展開図を作る。そしてサイディングの素材写 真を貼り、窓を書き込む。。。
意外にカンタン。すぐに組立キットができあがる。 それをプリントアウトしてパネルに貼ってカットすればあとは貼り付けるだけ。
「私は何したらいいのー?」とのんちゃん
「そやな、のんちゃんはワイヤー加工得意やし、木作って!!」
で、二人せっせと昭和の部屋が一気に工作室になる。

・・・・。アカン。。。屋根がうまいこといかへん・・・・。
側面図、正面図だけでは高配のある面 積が出せないのだ。しかも複雑にかみ合っている我が家の屋根。
いや、計算方法があるハズだ。。。しかしデザイン学校は出ているが数学は小学生で止まったまま。 足す引く、掛ける割る。意外の計算を知らない。
えがんだ屋根を二人で見つめる・・・。な、なんか違うな・・・・(汗)
「なぁ、のんちゃんのお家、屋根えがんでんのん???」
や、 やっぱプロにお願いしなアカンなー

で、困った時の一門クン。早速電話する。
「あのーーー模型って作れます?」
「えっ 作れない事はないですけど・・・」
「やってみたんですけど屋根がどうしてもうまくいかないんですよ
屋根の展開図ってスグに書けるもんですか?」
「展開図はスグにはムツカシイですね。。書けますけど。書きましょか?」
うーーん、これもご迷惑をおかけする事になってしまう。。。
「あのですね、屋根なんですけど、正面図と側面図からだと、高配分の面 積が出せないじゃないですか・・・いや、面積っていうか全部の辺の距離が・・・・その出し方を。。。」
「あーーーー、そういうことですねっ!伊藤さんの場合は角度がどれも同じなんですよ。ですのでルートを掛けていただければ・・・・どうとかこうとか・・・
ルート??サイン、コサイン、タンジェント???
ニイタカヤマノボレ? まだ続く「そして、X軸とY軸があるので、、そのY軸から垂直のぉ・・・どうとかこうとか・・・

あかん・・・・こう見えても数学18点で赤点取った事のあるボクでは意味不明の会話。
「・・・・・・で、ですね、伊藤サンの場合は11.66をかけていただければその距離が出ます。。。わ、わかります???汗」

アカン、白目むいてた。。。。

  

「な、なるほどぉーっ(汗)!ルートですねっ!!11.66ですね!!!それはどの場合でも11.66の値は変わらないんですねっ。わかったような気がします。あ、ありがとうございますーーっ  プチっ」
とわかったようなわからんような返事をして丁重に電話を切る。

11.66。イチイチロクロク。我が家の屋根事件。ブツブツ。

早速試しに正面から計った距離に11.66をかけてみる。出てきた距離を正確に移動させる。賢いMACはどんどんと作業を始める。
・・・おっ!なんかそれらしいんちゃう〜〜〜ん 一応全部やってみる。MACの上でそれぞれのパーツの接点を合わせてみる。
ピッタリや。。。。 すごい!!!すごいぜ一門クンっ!!!
11.66万歳である。
「節子!!我が家の屋根はまっすぐや!!」
で、スゴイ勢いで組み立てていく。ウッドラックの厚みがあるので、ななめ45度カット、屋根は30度カットとカッターさばきは多少自信があるので(自慢ではないが、カッター1本使うために、掛けだしの頃は泣きながら修行した事がある。1年間カッターしか使わせてもらってなかったのだ。しかも図面 通りに発砲ウレタンでビデオデッキやらリモコンなどのモックアップを行っていた。今頃役に立つとは・・・) そしてほぼ仮止め状態でできあがる。
のんちゃんも木ができてくる。さすがに入れ歯や歯科矯正のワイヤーを扱っていただけにリアルな木ができあがる。
「ほなのんちゃん!木立てるでっ!」 そういって木を立てる。一気に家が小さく感じる・・・。こじんまり。
の、のんちゃん・・・・この木、大木やで・・・・(汗)我が家の屋根までせいぜい8mやのに、この木12m以上あるやん・・・・
あぁ、そういえばのんちゃんは歯科技工の際「現物合わせ」をモットーにしていたと聞いた事がある。。
やはり図面が理解できてないのだ。得意の現物合わせをしていただく。

そして1晩かけてくっつける。案外簡単にできあがる。難しいのは屋根の接合角度。
「エエ感じやなぁーーーっ!!」
「かっこいいね!」
「この角度がええなぁ! 多分実際に地上から見たらこんな感じやで。」と地面 にへばりつき何故か二人とも鼻の下を伸ばしてのぞき込む。


これが手作り模型。1/50