やはり予算を考えてもサイディングを選ぶしか選択肢は無い。
奥野社長様は「伊藤さん、メジが気になるようでしたら、ヨロイ張りや塗り壁風が無難です。レンガや石風はやはり目立ってしまいますね。」
う〜〜〜ん・・・。わかってる。それはわかってる。。 そやけどなんとか石の家にしたいのだ。この場に及んで往生際が悪い。 サイディングのカタログを見ても風合いまでは伝わらない。カタログでは格好良くてもいざ現物を見てみるとなんだか作り物丸出しやったらかなんしな・・・。 見せ場にメジが出ないということで今度は、表面の風合いを意識し始める。
「とりあえずご希望のものをサンプル集めておきますね」岡田さんがそういって選んだモノにチェックしていく。先日の屋根カタログのイメージの家がまだ諦めきれず、似たようなサイディングを選ぶ。
でも風合いは落ちるやろな・・・。

そして毎日外観で頭を悩ませる。。僕の中での優先順位としては、外観のこだわりは遙かに高い。たとえ10坪くらい家が小さくなっても外観はイメージ通 りに仕上げたい。 しかしそれも遅し・・・。もうカナダに発注してしまった後だ。ということは今できる範囲でなんとかせねば・・。
つまり僕の中では中途半端になるくらいだったら180度方向を変えたいのだ。 白い石積みの家がイメージ通り再現されないとすれば、中途半端なことはやめて素直に黄色い塗り壁風サイディングに所々レンガを張り屋根は赤いモニエル瓦で、コッテリとプロバンス風にイメチェンする方がマシである。
そういう意味でこだわりがあるのか無いのかよくわからない状態で頭を悩ます。

「かっちゃん、あれはサイディング?」 自動車に乗りながら街角ウォッチ。サイディングでどこまで表現しているのか、人様のお宅をチェックする。
「あれは塗り壁や・・。つなぎ目が無いし風合いが良いやろ。」
「ほなあれは?」
「正解!サイディング。ショボいやろ」と、人様の家つかまえて言いたい放題。
ある時など義母を乗せて移動中に最近のクセが出てしまい
「まぁ〜このお宅大きいわねぇ〜!」という母に
「サイディングやな・・・ショボいな・・(ボソ)」と思わず吐き捨ててしまいビクビクさせた事もある。
しかもマズイ事にどう見てもセルコホームのお家・・・。(汗/言い訳をさせていただくなら夜間だったので全体を見れていなかった)

   そんなこんなでサイディングに囚われた時にフと通 りがかった住宅が 屋根が緑でなかなか良いサイディング!!!これやったらええかもしれへんな・・・。 そう思い場所を覚えておく。幸い市内であるためセルコさんからも近い。
後日岡田さんと打ち合わせの際に
「あの、、イメージ通りの家見付けたんですけど。。あんな感じだったら良いな。と思うんです・・・。また写 真でも撮って・・・」
「近いので私も見に行ってみますねっ!」
「でも他社さまの住宅でしたよ。。全く同じという意味ではなくあんな感じ・・・というので構いません。一番イメージが良かったんです。」
それから数日後、僕は得意のカメラを装備しその前を通る。運転しながら確認する。うん。やっぱりこれがいいな。ええ感じや・・ そしてまたUターンして今度はカメラを構える。
走り去りながらシャッターを切る。
そして岡田さんに正確な住所と写真を送る・・・
わざわざ行っていかなくともこの写真でイメージはわかっていただけるだろう。

屋根材/オークリッジプロ シャトーグリーン