そして完全に土地が伊藤家のものになった瞬間から、勢いよく作業が開始される。
ローンでコケまくっていたので軽く1ケ月おくれ。
スグに土地の整地に入る。土地に30年間生え育った松の木の伐採から。 こんなものは1日程度で終わってしまうので、立ち会うスキもない。 「始めます〜」と「終わりましたよぉ〜」の報告を受けるだけである。 そして、図面に合わせて建物の位置に縄を張る。まさにナワバリ。我が家のテリトリー。
ここで問題が発生!! 
家本体を可能な限り北側に詰めているので、 そのGL(グランドライン)から盛り上がった部分が崩れてくる恐れが出てきた。。。
これは最初から分かっていた事であろう・・(汗)とも思われるが、この場でそんな事を言っても仕方がないので、解決を探す方法としては3通 りが考えられる。

その1 大金を投入してコンクリートで土止め工事を行う。

その2 仮工事でカンタンに土止めをし、建築後お金に余裕ができたらしっかりと外溝工事として行う。

その3 建て位置を50cm南側にずらす。

悩んだあげく「その1」を選択する。 当然それぞれのメリット、デメリットがあるわけで・・・
その1 とにかくお金がかかる(この土地だと30〜40万円程度)が、今やっておけば安心。両となりは空き地だがいずれ買い手がついて家を建てるとなった時も、ここの土止めは必要だろう。放っておけば我が家の土が雪崩のように落ちていく・・・。
その2 最終的な見た目は同じだろう。しかし、家が建ってしまってから擁壁を作るのだから、狭い隙間での作業となり、しかも基礎直近の土を掘り返さなければイケナイ。なんだか不安。
その3 一番お金がかからなく効果がいいのだか、狭い土地にギリギリのスペースで建てる我が家・・・50cm違うだけで、逆側(南側)のゆとりが全然変わってくる。テラスの大きさを変えないといけなくなる。しかも南側東隅には近い将来ログの物置小屋を建てるつもりだし。。。

どうせ必要なら今やらないとイケナイ。 ということで、その1.

そして、あらためて現場で建物を形取った正確な縄を見つめる・・・
岡田さん「大きいですねぇ〜」 ・・・。
そ、そうか??(汗)思っていたよりも小さい感じがする。
当然これは覚悟していた事だがここまでとは・・・・

  

最大直線12m確保したLNDK25帖(NOOKが混じるので「N」)も、図面 上では 「お〜〜い」と手を振りたくなる広さなのに 実際は、
「のんちゃんちょっとここに立って。」とキッチン位置に立たせる。 ぼくはトコトコとリビングの端に立ってみる ・・・・。
お互い向かい合う。。。
す、すぐそこやん(汗)
引き籠もり部屋なんぞ、三角座りをしたらお終いである。まさに引き籠もりではないか。

吹雪の中、どろんこになりながら一通 りの部屋をバーチャルで体験してみる。玄関であろう部分から「こんにちわー」二人で入ってみる。
意外と楽しい。ドックウィルの気分。


散々イメトレを行いほどよく飽きた頃にやっと車に戻る。
いい大人がドロ遊びである。何度も言うようだが意外に楽しい。
そして粘土質の土のため、歩くごとにドンドンと足が重くなる。
岡田さんはキッチリとビーチサンダルに履き替えてらっしゃいましたが、きっとこの状況、ビーチサンダルの方が無謀とも思える。

これは外溝をきっちりとしないと、駐車場までに靴がドロドロになってしまうぞ・・・。
駐車場までの高低差が60cmある。飛び降りるかよじ登らないと我が家に入れない。当然我々は家を建てる為にセルコさんにお願いしているので、家が建てばおしまいである。地面 からニョキっと家が建てば完成なのだ。
これは実家でも同じ事が言えた。玄関から駐車場までエントランスがざっと20m。その間、整地した土がむき出しなのだ。気持ちで挽いていただいた砂利なんか3ケ月ももたなかった。
雨の日なんか何処を歩いてきたのだ?と思うほど靴が汚れる。

「かっちゃん?ここってどうなるの?」妻もその60cmの段差が気になるらしい。
「えっ、基本的にはこのままやで。」
「ほな、のんちゃんドロンコなん?よじ登るの?」
「・・・・。」