いよいよ発注というところで悪い知らせがやってくる。
ローンの審査が通らない・・・
ヤバィなぁ〜 そんなこったろうと思ったわ・・・
契約が終わった時点で万が一ローンが通らなかった場合は、全てを白紙に戻せる。 つまりローンが本当に通らなければ正式発注もできないし地盤調査もできない。
逆を言うなら本当にお金の無い人間を捕まえて「家買わへんかぁ〜」言うてそそのかすような 悪徳契約が出来なくなっています。 またいろんなオプションを組み込んで高額になった住宅も ローンが通らなかったらタダの紙くずになってしまうので、苦労が水のアワ。 住宅会社もそのへんは事前調査をする。
調査では僕と妻で2500万円の融資は余裕。頭金800万円も準備できた。完璧。

しかし、1本の電話で事態は急変する。
岡田さん「伊藤サン、、、ローンが通らないんですぅぅ。。」
な、な、な、なにぃっ!
今までは5000万円以下の融資は各銀行支店の決済で済んでいたのが、今年からは本店の決済になってしまったらしい。平たく言えば泣きつけないのである。 僕のスペックのみで判断される。お解りかと思いますがハードモードの僕ではアイテムがすくな過ぎる・・・当然僕の年収では2500〜2600万円が限界。しかも妻は現在派遣会社に勤めており、厳密にはパート扱いにすらならない。しかも勤続1年未満。これまた使い物にならない。パーティーが組めないのだ。 しかも勤続10年なのだが3年前に制作スタッフだけで有限会社を立ち上げてしまった。
つまり、会社を辞め、転職したのと同じ扱いなのだ。事務所は同じ場所で電話番号も同じなのに・・・。 さらにマズイ事に、ローンの残200万円を財形貯蓄などの持ち金をあて、完済したにもかかわらず、過去1年間の通 帳の提示を求められる。
つまり数日前に全ローンを一括返済したにもかかわらず、何故かローン持ちと同じ扱いにされてしまう。あやしまれる。先月までこんなにも返済してるじゃないか・・・と。今月からありません。と言っても実績がまだない。
家を建てる為のご計画があるなら1年前にはローンを完済してしまいたい。身を清めてキレイな身体になっておきたい。
そしてナメてはいけないのがクレジットカード。すり切れるまでカードを使う僕は気がつけばVISA、MASTERのゴールドカード・・・。そして気がつけばキャッシング限度額70万円(汗/これは銀行サンに聞くまで知らなかった) クレジットカードというのはそれだけのローンを隠し持ってるのと同じ扱いをされてしまう。

  

強制的に解約を求められる。たかがカード、毎月数万円しか使ってないわ。と思っていてもその限度額が大きく響いてくる。
しかも悪友やらつきあいの兼ね合いで「年会費無料やから、助けてくれへんかぁぁ〜〜」と言われ渋々作ったカードなども要チェック。この騒ぎでクレジットカード4枚解約させられる。(内、知らないカード2枚/年会費だけ払ってたみたい) 仕方がない。これが条件ならあまんじて受けよう。。
そして全てキレイな身になって、生まれたままの格好で融資申請用紙を書きまくる。多分5社分くらい書いた。ハンコもついた。
私事で恐縮ですが、なんとしても親に保証人になって欲しくはない。無事お国の為の任務を終え、国民の皆様からの税金より、ありがたく退職金を頂き家のローンを完済。息子も独り立ち・・。そんな父を捕まえて、「この土地、担保にするから・・・」とはさすがに言えない。もうしわけない。 そんな事情で嫌な顔ひとつせず岡田様が走り回ってくれる。本当に感謝しています。
「よくあることです。伊藤さんは1発でいけると思って1社しかご記入いただきませんでしたが、通 常は2〜3社記入しておくものなんです。大丈夫ですよ」

しかし、高額ローンの経験がないイージーモードの妻は、1発目のローン惨敗に落胆する。。。
「なぁ、のんちゃん・・・ここの壁なぁ。。こうしよっかって思うんやけどなぁーどう思う〜〜ブツブツ」
「なんか、しょんぼりやわ。ローン通らんかったらどうなんの?」
「えっ?!もし通らへんかったら強制的に契約解消。」キッパリと。
「そしたら今まではらった110万円は?」
「無条件に返ってくるで。」
「家は建てられへんの?」
「うん。」
「ほな、建てられへんかもしれんの? また寒い生活なん? さむいよぉ〜ひもじぃよぉ」
「節子!!がまんするんやっ もうすぐ何もかも終わる!」
蛍の墓逆戻りである。
一通りのやりとりを終え、一息ついた頃に妻に説明する。
Aという銀行がダメだからといって他の銀行がダメということはない。それぞれの判断基準がある。 そのために僕は悟りを開きキレイな身体になって、ハンコをついたのだ。
どこかの銀行がひらってくれるだろう・・・・。
そして、もはや我々にはする事がない。ただ待つのみ。