2005年1月(契約1月前)

久しぶりにカナダホーム本社の扉を開ける。。。
「伊藤と申します・・・」
「ハイ。いらっしゃいませ。」県内のいろんなモデルハウスで見かけたお姉ーさん達である。
「実は・・・土地も扱ってらっしゃいますでしょうか?」
「はい。勿論です。どのあたりで・・」
「そうですね、予算はこれくらい。50坪以上。職場まで車で30分以内っていうのが条件でしょうか」ブツブツ。
「・・・確かウチの社長がご担当させていただいておりましたよね・・・」
「ハイ。お世話になっております。」
「誠に申し訳ございませんが、あいにく奥野の方は外出しておりまして・・・」
「あ、ではお伝えください。伊藤が重い腰を上げた・・・と。」

そしてこちらの希望する土地物件を準備していただき、吹雪の中
奥野社長様、営業担当岡田様、私たち夫婦が顔を会わす。
「お待ちしておりました。ご結婚おめでとうございます。キッチリ2年後でしたね。」
「覚えて頂いてありがとうございます。お約束通り2年後にお伺いさせていただきました」
「いや、途中お電話でも・・と思ったのですが2年後とおっしゃってたんで、ソっとしておこうか・・・と」
ありがたいお言葉やぁー。そうそう、ソっとしてくれててありがとう。

  

そして120坪クラスの土地を見てまわる。どれも予算内。
閑静な住宅街で中に幼稚園もプールも警察もある。当然下水道完備で光ファイバーも通 っている。小学校も新しく近い。お互いの実家まで20分。職場まで20分。完璧。文句のつけどころがない。あえて文句を言うならJRから遠い(代わりに高速ICから近い)し、
街までも遠い。

そしてその後、間取りのお話し。2年間暖め続けたものがあるので、コンセプトも方向性も明確。譲れる部分譲れない部分もハッキリ。
「土地は120坪で駐車場は4台お願いします。家は50坪くらいで和室は要りません」キッパリと。
そう。和室があるのは便利。それはよく分かっている。だけれどいつ使う?若い夫婦が和室を活用している絵を見た事がないぞ。年をとれば必要かもしれぬ 。ならばもっと真剣に考えて和室をつくらなければ 5〜6畳程度を「とりあえず・・・」的に日当たりもどうでもええ場所に「一応」作ってしまってはイケナイ。
結局自分がその部屋に行くというイメージも無いままに「老後には・・」という漠然とした考えでは、きっといけない。そう。我々夫婦には必要が無いのだ。
しかも輸入住宅に和室はおかしい。絶対におかしい。かといって和室を隠すのもおかしい。
しかも僕は椎間板ヘルニアを持っており畳の部屋で座り続けることができないのだ・・致命傷。
どちらにせよ、我々は自分達の子供が結婚をしたと同時に希望者に家と土地を明け渡す覚悟なのだ。
老後は田舎に引き籠もるのだ。 実家に帰るのだ。耳の遠い半分ワケわからんくなって、ごはんもいつ食べたのかわからなくなってから、実家に帰るのだ。
なんども言うようだが実家は築7年。セキスイ製。当然老後を考慮した父が建てたので和室も充実。それで良いではないか。寝たきりになる直前に帰ろう。

20代が建てる家、30代が建てる家、40代が建てる家、それぞれに生活スタイルが違い目的も変わってくる。一生に一度の人生をかけた買い物なのだから、自分たちの好きなようにやろう。