2002年(建築3年前)
独身時代からのローンがすでに500万円という、 もれなく首にロープがぶら下がった状態の僕は
これでも結婚をしようか・・・と彼女(現、妻)をつれて半分ヒヤカシで住宅展示場をブラブラする。
漠然とした計画で、
●来年2003年1月に重い腰を上げ挙式準備。
●同年3月入籍
●そしてその2年後、2005年に新居購入・・・・。
机の上ではスラスラと事が進む。 しかしたちまちの住む家がない・・・とお金がないが頭はなんぼ使ってもタダということで、どうにか住む家を確保しようと考える。
彼女は育ちのいい子で、おおよそ1ルームで雨の日、電車賃が無く仕事に行けなかったり、食べるものが無く、放置したタマネギから生えた葱を涙ながらに刻んだ経験や、停めておいた自転車のサドルが無くなってた経験を持ち合わせていないのだ。ヒロシです。
そもそも「生きる」という事においての経験値は僕の方が遙かに高いが、アイテムもマジックポイントもむちゃくちゃ低い。オマケに借金持ち。
彼女は経験値こそ低いが苦労値も低い。弾数無制限のイージーモードで生きてきたのだ。そんな彼女から神の声のような言葉を耳にする・・・
「なぁ、かっちゃん(ぼく)、私、一回ビンボー生活ってやってみたいねん・・・あこがれるわ。」
おぉ、なんという事だ。世間知らずとはすばらしい。
「あんちゃん・・・おなかへったぁー」
「節子!まってろ!!もうすぐあんちゃんがうまいもん持ってきてやる!!せ、節子っっ!!何食べてるんやっ!!」
蛍の墓やりたい放題である。 |
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ビンボーなら任せておけっと、高い税金を払ってる国にすがるのが一番!と雇用促進住宅に目を付ける。
国の管轄で全国どこの地域にも存在する。公団や市営住宅とは違い、抽選も順番待ちも存在しない。ただ管理人サンと仲良くなればよい。しかも家賃15,000円なり。
ちなみに本当にお金のない方の入居はできず、ある一定の金額以上の収入があり、且つ既婚者であること。そして雇用保険加入者であらなければならない。勿論職場が身元を保証してくれなければいけないが・・・。審査はカンタン。
恐らく部屋に空きがある限り確実に入居できる。
そこで候補を3ケ所に絞り、管理人さんと世間話をしながら話しをつめる・・・
「最近暑いですね〜 で、どうよ?空き部屋は?」という感じである。何度も言うが抽選、順番待ち、が一切許可されてない。要はタイミングのみ。しかも入居者が出て行くのは出ていく10日前に管理人さんに言えば良いわけで、今日はダメでも明日は空きがあるかもしれない。
ちなみに管理人サンもお知り合いの方などから賄賂を受け取り「空きができたら真っ先に教えてねん(ハ〜ト)」なんて日常茶飯事。明らかに空き部屋があるのに「満室」を貫こうとする・・・
これは手強いぞ・・・
管理人よりも先に空きを知る必要がある。 と、金は無いが人脈は多い僕が雇用促進に入居している同級生夫婦を手玉
に取る
主婦ネットワークで「アラ、○○さんのところ今、住宅建設中らしいわよ。」なんて情報があったら真っ先にタレ込むように・・・と。
そしてこちらは即入居できるよう、9月結婚式をひかえ半年早い3月に入籍を済ませる。これで僕も一既婚者の仲間入り。。アッサリ。
そして、網をはり情報が飛び込んでくればタンスを抱えて申込に行くゼ。「新妻よ、アコガレのビンボー生活ももうすぐだぞ」と。
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